今回は、「食事は肉派」という方には、ぜひおすすめしたい「とんかつ」の名店です。とはいっても一品料理も用意されたお店で、どれもお味はバツグン! その背景にあるのが、フレンチから和食、ラーメンに至るまで、何でもござれのマルチシェフ・池田憲一郎さんの存在です。手間を惜しまず、丁寧につくる料理の数々。「このクオリティでこの値段?!」と驚く、大満足のお店です。
とんかつはここまで旨くなる!カニクリームやカキフライもご賞味あれ
2012年8月にオープンした「侘助」。なんでもその前身は上田にあった老舗洋食店なのだとか。店の老朽化に伴い、「まんぷく」という店名を「侘助」に変え、軽井沢でとんかつメインのお店として再開されました。
とんかつ屋と言ってもお店はとてもカジュアルな雰囲気でおしゃれ。さすが軽井沢です。平日でもほぼ満員が続き、地元客はもちろん、別荘族にもリピーターが多い大人気店。来店するなら予約したほうが無難ですよ。
さて、そんなうんちくより、お食事ですね。では、おススメメニューをお伝えしましょう。
オススメのメニュー
ヒレかつ定食、ロースかつ定食
とてもきれいな揚げ色のとんかつ。外はカリッと、中は肉汁がじゅわっと溢れ出てくる絶妙な揚げ具合。そこにごはんとお新香、みそ汁がついてきます。
お肉はクセがなく、旨味だけが感じられます。食感もGood! とんかつを食べるときにはどうしてもメインのお肉にばかり気が行ってしまいがちですが、侘助のごはんやお新香、お味噌汁もすごくおいしい。定食のバランスがとてもよく、箸が止まりません。
ロースかつは、ジューシーさが高く、程よくついた脂身も甘みが感じられ、ぜんぜんしつこくありません。ヒレかつはそれに比べると引き締まった味わい。しかし、パサつき感はまったくなく、肉本来の味わいが広がります。どちらがいいかは、食感の好みに分かれますね。
自家製ソースとからしをつけて食べるも美味しいですが、粗塩をから焼きしたものにユカリを混ぜた特製塩をちょんとつけて食べるのもおススメ。爽やかな風味が広がります。味がボケないように、ソースで食べる前に塩を試すのがいいと思いますよ。
カニクリームコロッケ定食、カキフライ定食
はじめの出会いは“サクッ”。次の瞬間、“トロ~り”。トマトソースをブレンドしたクリーミーなカニクリームは、悶絶級の旨さです! この旨さ、「今まで食べたカニクリームコロッケの中でNo.1!」という方も多く、「今日は肉じゃない気分」という方にはおススメです。
そして肉じゃない気分のときのもうひとつのおススメがカキフライ定食。これは季節限定メニューです。大ぶりのカキが6つ。外は当然サクサクで、中はカキに軽く火が入った程度のジューシーさ。噛めばこれもじゅわっと旨味が広がります。くれぐれもやけどにはご注意を!
“極み”ロースかつ定食
とんかつの最高峰を体験したいなら、ぜひ“極み”ロースかつ定食を。何しろ極みだけあって、旨味、美味しさは別格です。普通のロースかつでも十分においしいのですが、さらに旨味が凝縮された肉汁たっぷりの極みとんかつは、これまで味わってきたとんかつとは“まったく別の食べ物”といっても過言ではありません。これがなんと2,200円。ちょっと名の知れた店なら、こんな値段では提供してくれないでしょう。超おススメです!
その他のメニュー
その他、「かつ丼」や醤油ベースの自慢のオリジナルソースと大根おろしでさっぱりといただく「おろしとんかつ定食」、10日間じっくり仕上げたデミグラスソースがかかる「ハンバーグステーク定食」、欲張りさんにおススメの「ヒレかつと海老フライ定食」などの他、「串カツ」や黒板メニューの「新玉ねぎのフライ」、「海老と大葉の春巻き」「せりのおひたし」等、お酒のおつまみになる一品料理も用意されています。白ワインや日本酒などのお酒も用意されているので、呑み助にもうれしいお店です。
まとめ
18号バイパスを上田方面に向かうと、「南大門」という韓国料理の看板が見えてきます。それを確認したら南大門の駐車場に入るように左折してください。侘助の駐車場も同じ敷地内にあります。ちょっと分かりにくいのでご注意ください。
とんかつ・侘助 アクセス
所在地 | 北佐久郡軽井沢町大字長倉 586-4 |
電話番号 | 0267-41-3434 |
営業時間 | ランチ 12:00~14:00(L.O) ディナー 18:00~20:00(L.O) |
定休日 | 火曜日 ※営業時間・定休日は変更となる場合あり。来店前に要確認 |
駐車場 | 店舗敷地内にあり |