軽井沢には室生犀星記念館があるように、室生犀星は軽井沢を幾度も訪れ、数々の名作を世に送り出しています。1889年(明治22年)、加賀藩の足軽頭だった小畠家の小畠弥左衛門吉種と、その女中であったハルとの間に私生児として石川県金沢市にて誕生。その生い立ちは、彼の文学に大きな影響を与えたそうです。今回は、室生犀星の足跡と軽井沢との関りについてご紹介しましょう。
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【堀辰雄・1412番山荘】軽井沢高原文庫に移築された堀辰雄の山荘
「風立ちぬ」など多くの名作を残した文豪・堀辰雄。彼と軽井沢との縁の深さは、「【軽井沢・堀辰雄】軽井沢を愛し、軽井沢が舞台の作品も残した文豪」に詳しく記しています。今回は、その記事中にも書かれている、堀辰雄の山荘についてご紹介したいと思います。
続きを読む【軽井沢・幸福の谷】万平裏の別荘地を通る石畳の道「ハッピーバレー」
万平ホテルの裏手にある、歴史深い別荘地。その中を迷路のように伸びる軽井沢に唯一残された石畳の道をご存じでしょうか。車一台がやっと通れるほどの小径で、案内板もなく、初めて訪れる人にはとても分かりにくい場所です。でも、「ハッピーバレー(幸福の谷)」と呼ばれるそこは、別世界のような美しさ。鳥のさえずりしか聞こえない、静かなゆっくりとした時間が流れます。
続きを読む【軽井沢・堀辰雄】軽井沢を愛し、軽井沢が舞台の作品も残した文豪
軽井沢には、芥川龍之介や室生犀星、有島武郎や北原白秋など、数多くの文学者が訪れ、滞在した場所でもあります。その美しい自然と清涼な空気が、創作意欲に刺激を与えたのかも知れません。そんな軽井沢にゆかりのある多くの文豪たちの中から、今回は「風立ちぬ」などの作品で知られる堀辰雄に焦点を当ててみたいと思います。
続きを読む【北原白秋・落葉松】かの詩人が詠んだ軽井沢の自然美
軽井沢には、さまざまな樹種が育ち、その新緑や紅葉は、見るものの心にやすらぎを届けてくれます。中でも「落葉松」は、軽井沢を代表するもの。針葉樹には珍しく、秋になると紅葉する樹木です。その美しい軽井沢の落葉松を詠った有名な詩が、北原白秋の「落葉松」。軽井沢と北原白秋との結びつき、詩が生まれた背景を、彼の生い立ちや足跡とともにご紹介したいと思います。
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