軽井沢の美しい緑に包まれるようにひっそりと佇む一軒家。そこはフレンチの名店として名を馳せる「エルミタージュ ドゥ タムラ」です。店名の“エルミタージュ”は、フランス語で隠れ家という意味。人が人を呼び、味やサービスが評判となり、人気店となりました。今回も、逃げも隠れもしない食通である“軽井沢の達人”が、食レポいたします。
四季の移ろいを舌と目で味わう、贅沢な時間が心を癒す
こんにちは。自称“軽井沢の達人”です。今日は、グルメ通りを象徴するフレンチの名店にやってきました。フレンチの名店紹介に合わせて、今回はちょっとお上品にレポートいたします(笑)。
木々に囲まれたロケーションは、ここにいるだけで心が癒されます。僕はランチタイムにもディナータイムにも来たことがあるのですが、昼、夜とも同じコースなので、昼間のほうが景色も存分に楽しめる分、気に入っています。夏季はテラスでアペリティフ(食前酒)も楽しめますよ。
実は「エルミタージュ ドゥ タムラ」で食事がしたいがために、わざわざ東京から訪れる人も多いと聞きます。「軽井沢に行く」ではなく、「エルミタージュ ドゥ タムラ」に行くと。その気持ち、すごく分かります。その価値ありです。きっとあなたも、印象に残る時間が過ごせるはずです。
先代の味を守りながらも個性を放つ大塚シェフ
お店は、作家・水上勉氏の別荘を改築した瀟洒な館。マダムが温かく迎えてくれます。2000年に田村良雄シェフが開業し、長らく軽井沢の名店として人気を集めてきましたが、2017年3月に弟子の大塚哲也シェフが引き継ぎました。
大塚シェフは、東京・恵比寿にある「マッシュルーム」で3年間働く中で、自然環境に恵まれた土地のレストランに興味を持ち、田村シェフのもと「エルミタージュ ドゥ タムラ」で修業をはじめます。そして師匠の味を守りながらも、随所で個性を出しながらブラッシュアップさせ、名店の後継者としてレストランの名声をさらに高めることに成功。今なお高い評価と注目を集め続けています。
地元の農家をはじめ、全国から旬の素材を仕入れ、オリジナル性の高い料理を提供してくれる大塚シェフ。6月から9月だけに供される夏季限定「桃の冷たいスープ」は、完熟の桃にコンソメを合わせた澄んだ味わいが大人気の一品です。桃の仕入れには一切妥協せず、旬を追って南から北へと産地を変えて仕入れる徹底ぶり。この桃のスープはデザートではなく、前菜として考案されたというところにも、大塚シェフのこだわりが感じられます。
心地よい時間には質の高いサービスも大切
テーブル席23席、最大4~5名収容の個室を2室完備しています。個室部分は2018年に一部リノベーションし、器などもシンプルで上質なものに少しずつ入れ替え、より料理が引き立つようにと常に努力をしているのだそう。受け継ぐだけではなく、変えていくことも大切と、店舗・サービスだけでなく、料理の工程を見直すなど、より手間をかけることで味わいを進化させています。ソムリエは2人。フランスワインを中心に、地元長野産のワインも提供してくれます。
このエリアのフレンチは、総じてレベルが高く、そこかしこに人気店があるのも事実。ただ、軽井沢に訪れる機会が少なく、「絶対に失敗したくない」というときに安心して選べるフレンチは「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」。特別な時間を、特別な人と過ごしたい方におススメです。
エルミタージュ・ドゥ・タムラ アクセス
所在地 | 北佐久郡軽井沢町大字長倉 820-98 |
電話番号 | 0267-44-1611 |
営業時間 | 12:00~13:00(L.O) 17:30~19:30(L.O) |
定休日 | 月曜・火曜(GW・夏季変則営業) |
駐車場 | 店舗前に数台あり |