【軽井沢・気候風土・霧】意外と軽井沢が霧に包まれることが多い理由

  • Pocket

爽やかなリゾート地というイメージが強い軽井沢ですが、実はなんと年間100日も霧が出る場所です。「何度か軽井沢に旅行に行ったけれど、そういえば…」という方も少なくないはず。今回は、軽井沢の霧についてお話ししたいと思います。別荘購入や移住を考えている人にも参考になると思います。

上昇気流が急激に冷やされるため。旧軽井沢は霧が多く、追分は少ない

「なぜ、そんなにも霧が多いの?」という疑問にお答えしましょう。軽井沢は、その東側にある碓氷峠を登った台地に位置します(標高約1000m)。霧が発生するのは、この峠に理由があるのです。流れてきた風が碓氷峠にぶつかって、それは上昇気流を生み出します(碓氷峠の下にある横川駅の標高は約380m)。上昇気流は峠に沿って吹き上がり、今度は急激な気圧の低下による断熱膨張によって冷やされるのです。そして冷やされることで霧が発生し、それが軽井沢に流れ、覆うというわけです。

霧の旧軽銀座を走る赤バス

軽井沢観光といえば、旧軽井沢銀座やアウトレットに出かける方が多いことと思いますが、この場所は軽井沢の東側。霧は東で発生しますから、影響をもろに受けます。西に行けば行くほど霧は薄くなり、追分あたりになれば、ほとんど霧に包まれることはありません。

こういう気候風土ですから、旅行はまだしも、別荘購入や移住を希望する方は、考慮する必要があるでしょう。もちろん霧に包まれた緑あふれる軽井沢もとても素敵ですし、霧のおかげで美しい苔も生えてくれます。しかしながら、「霧=湿気」ですから、そこは十分な注意が必要です。

日々の暮らし、建物のメンテナンスにも影響を与える「霧」

洗濯物は乾きにくい。家を建てる際は、床下など十分な湿気対策が必要。建物の耐久性・メンテナンスにも影響を与えます。前述の通り、中軽井沢に行けば霧(湿気)は少なくなり始め、追分以西では、カラッと過ごしやすい日が続きます。というわけで、湿気を避けるなら、できるだけ西のエリアを選びましょう。旅行の計画も、ちょっと足を延ばして追分エリア以西も予定に入れておくと、「今回の旅行はずっと霧で残念だったね」なんてことは避けられると思います。

まとめ

ちなみに軽井沢駅から西へ約20㎞(車で30分ほど)の佐久市は、晴天率全国トップ10位内に入るほどです。それでも「できるだけ東側エリアで暮らしたい」という方は、土地選びにひと工夫を。傾斜地は空気が下に向かって流れていくため、湿気は貯まりにくい特性があります。その他、地元の人ならではの情報や対策などがありますので、別荘購入や移住の際は、必ず自治体や地元に暮らす人、地元の不動産会社などに相談することをおススメします。

  • Pocket

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*