見晴台の遊歩道
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【旧碓氷峠遊歩道】大展望の見晴台と県境の熊野神社を目指す山歩き

長野県(信州)と群馬県(上州)の国境である旧碓氷峠は、中山道の要衝として多くの旅人が行き交ったと推定されています。その歴史を感じさせる史跡や茶店が今も残っており、見晴台から見る夕景は、格別の美しさ。サンセットポイントとして有名です。

二手橋

旧軽井沢銀座を進み、ショー記念礼拝堂を過ぎると、宿場町だった名残が感じられる二手橋が現れます。そこから見晴台までは、約1時間10分の行程。春はコブシ、カエデの新緑やヤマザクラが楽しめ、もちろん秋には紅葉が楽しめます。見晴台では、天気が良ければ浅間山や妙義山、八ヶ岳が望め、周囲にはインドの詩聖タゴール記念像や万葉歌碑も。見どころたくさんのハイキングルートです。

二手橋から徒歩5分ほどのところに遊歩道の入口があり、ここからは、雑木林のあいだをゆく山道を登って行きます。

旧碓氷峠遊歩道入口
旧碓氷峠遊歩道のスタート地点
見晴台の遊歩道
新緑が美しい遊歩道
見晴台遊歩道
ゴールの見晴台近くになると「遊歩道」というより「けものみち」です。
旧碓氷峠遊歩道のゴール地点。右に登って行くと見晴台に出ます。

ハイキングの目的地「見晴台」

遊歩道のゴール地点を右に曲がり少し登ると、少し開けた小さな公園があり、そこが目的地の「見晴台」です。

碓氷峠見晴台
小さな公園が「見晴台」

撮影時は霞がかかっていましたが、快晴の日には関東平野や上州、日光の山々が見晴らせます。

見晴台からの眺望

長野県と群馬県の県境に鎮座する熊野神社。

ハイキングコースのゴール周辺にはいくつかの観光スポットがありますが、そのひとつが峠の頂上に建っている熊野神社で、境内の中心を長野県(軽井沢町)と群馬県(安中市)の県境ラインが通っていることで有名です。

長野と群馬の県境、熊野神社
長野県と群馬県の県境をまたいで建つ熊野神社
長野と群馬の県境
境内へ向かう階段の中心線が県境です。
長野と群馬の県境、熊野神社
境内の新緑も美しい

境内には樹齢約1000年余りの神木「シナノキ」があり、パワースポットとして人気があります。

熊野神社の神木「シナノキ」
熊野神社の神木「シナノキ」

県境の茶屋「しげの屋」

熊野神社の真向かいにある「しげの屋」も同様にお店の中を県境ラインが走っている珍しいお店です。創業は江戸時代とのこと。当時、峠を往来する旅人が力をつけるために食べたとされる「力餅(あんこ餅)」が名物です。

長野と群馬の県境、しげの屋
長野県と群馬県の県境をまたいで建つしげの屋

おススメの行程

  • 車の場合、旧軽ロータリー近くの町営旧軽井沢駐車場(有料)に駐車。
  • 旧軽井沢銀座通りをぬけて二手橋、遊歩道入口へ。
  • 遊歩道入口〜見晴台は、距離3km、標高差約250m、所要時間75分。
  • 中級者向けハイキングコース。
  • 頂上周辺の観光スポット。見晴台、熊野神社、茶屋の力餅。
  • 帰路は、見晴台〜観光協会前まで(約20分)軽井沢赤バスに乗るのがおススメ。
軽井沢を走るバス
森のなかをゆっくり走るレトロバス「軽井沢赤バス」

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